かつて愛知製鋼に所属した26歳のサムエル・ドゥング(ケニア)が2時間9分8秒で3年ぶり2度目の優勝を果たした。33歳の前田和浩(九電工)が2時間11分46秒で日本人トップの4位だった。

 2位にはダニエル・メウッチ(イタリア)が2時間11分10秒で入り、3位はモンゴル人のセルオド・バトオチル(NTN)。初マラソンの26歳、野口拓也(コニカミノルタ)が2時間12分29秒で5位となった。

 雨の降り続く中でスローペースとなり、31キロすぎに飛び出したドゥングが危なげなく逃げ切った。前田は37キロすぎに2番手グループから引き離された。(スタート時雨、気温9・2度、湿度86%、北北東の風2・0メートル)