<第29回全国都道府県対抗女子駅伝>◇16日◇京都市・西京極陸上競技場発着9区間42・195キロ

 優勝を飾った京都の早狩実紀監督(38=光華女子学園)は「うれしいですね」と声を弾ませた。現在も現役だが、選手として過去に9回優勝を経験したレースで、指導者として頂点に立つ喜びは格別だ。

 「絶対的エース」として最終9区を任された福士加代子(27=ワコール)は「トップでたすきをもらって『こんなおいしい思いをしていいの?』と思った。走りながら沿道の友だちを探していました」という。4区(4キロ)の木崎良子(25=ダイハツ)が10人抜き、5~7区は立命館宇治トリオがつないだ。「すごく楽に走らせてもらった。みなさんのおかげです」と笑顔が絶えなかった。