日本陸連は31日の理事会で、川崎市の等々力陸上競技場で5月8日に開催するゴールデングランプリ川崎を、東日本大震災の復興支援を目的とした慈善大会とすることを報告した。競技場で選手らが募金活動を行い、入場料収入と合わせて義援金を被災地に送る。

 大会には福島第1原発事故を懸念して来日を見合わせようとする選手が多い。沢木啓祐専務理事は「200人以上に声を掛け、中国の劉翔ら参加を希望する選手もいるが、必ずしも反応が良くない。種目数を減らして行う」と述べた。

 関係者の協力で防寒具やシューズなど段ボール80箱分の支援物資が29日までに集まり、被災地に発送することも報告された。