<大阪国際女子マラソン>◇29日◇大阪・長居陸上競技場発着(42・195キロ)

 ロンドンへの切符をかけた五輪代表選考レースは、重友梨佐(24=天満屋)が2時間23分23秒で優勝した。11年ロンドンでの2時間31分28秒の自己記録を大幅に更新し、五輪代表有力となった。<ゴール=2時間23分23秒>

 重友が両手を横に大きく広げてゴールした。

 1位重友、2位ガメラシュミルコ、3位野尻、4位堀江、5位嶋原。

 福士は9位、2時間37分35秒でゴールした。<40キロ=通過タイム2時間15分33秒>

 重友の独走が続く。口を少し開いて苦しそうだが、ペースは大きくは落ちない。

 福士は38キロ地点で一般参加選手にも抜かれた。<35キロ=通過タイム1時間57分53秒>

 重友が独走。表情はやや苦しそうになってきたが、走りは力強い。追い風も受けて踏ん張っている。

 福士は34キロすぎで堀江にも抜かれて5位に後退。35キロすぎで嶋原にも抜かれて6位。嶋原が福士を激励。<30キロ=通過タイム1時間40分52秒>

 重友が快進撃。独走が続く。福士は30キロをすぎて野尻に抜かれた。1位重友、2位野尻、3位福士。

 32キロで福士はガメラシュミルコ(ウクライナ)に抜かれて4位に後退。<25キロ=通過タイム1時間24分3秒>

 重友、背後にピタリと福士がつける激しいレースとなった。

 26キロすぎで福士がやや離れたが、すぐにつけた。

 26・6キロ地点で福士が重友から離れた。距離がみるみるうちについた。

 28キロ地点で重友と福士の差は約80メートルに広がった。<20キロ=通過タイム1時間7分18秒>

 先頭集団は重友、福士、野尻の3人。野尻が再びやや遅れ始めた。

 折り返し点で野尻が遅れた。重友、1メートル離れて福士。2人のマッチレースになった。<15キロ=通過タイム50分36秒>

 好調なペースを維持。先頭集団は変わらず福士ら6人。しかし、15キロをすぎて集団に変化が出た。坂本らが遅れ始めた。

 17キロ地点で先頭は福士、野尻、重友の3人になった。

 19キロ手前で野尻がやや遅れたが、粘りを見せて追いついた。<10キロ=通過タイム33分48秒>

 ペースが上がり、いい調子だ。先頭集団は変わらず6人。福士は後方から冷静に集団を眺めている。沿道へ手を振る余裕も見せた。

 15キロ手前で沿道の応援団から福士コールがかかる。<5キロ=通過タイム16分55秒>

 先頭集団は6人。福士、小倉久美(四国電力)、坂本直子(天満屋)、重友梨佐(天満屋)、野尻あずさ(第一生命)、モガカ(ケニア)。

 8キロ地点で福士が集団の後方に下がり、様子をうかがう。<スタート>

 ロンドン五輪選考レース、大阪国際女子マラソンが号砲。福士加代子(ワコール)らがスタートを切った。天候は曇り、気温は5・5度。福士はサングラスにアームウォーマーをつけている。

 先頭集団の1キロの入りは3分30秒。3キロ地点で堀江知佳(ユニバーサルエンターテインメント)、嶋原清子(セカンドウィンドAC)が先頭集団から離れ始めた。※記録は速報値

 ◆女子マラソンのロンドン五輪代表選考

 昨年の大邱世界選手権と横浜国際、今年の大阪国際、3月の名古屋ウィメンズが選考レースで、計3人が選ばれる。世界選手権はメダル獲得の最上位者が内定だったが、赤羽有紀子(ホクレン)の5位が最高。横浜国際は木崎良子(ダイハツ)が尾崎好美(第一生命)との争いを2時間26分32秒で制した。名古屋は大阪国際を欠場した野口みずき(シスメックス)や渋井陽子、土佐礼子(ともに三井住友海上)、尾崎らの出場が予想される。

 ◆大阪国際女子マラソン

 82年開始。1月の最終日曜日開催で今回が31回目。長居陸上競技場発着で御堂筋から大阪城付近を走り、過去最高は03年野口みずき(当時グローバリー)の2時間21分18秒。コース変更した昨年は2時間26分29秒で赤羽有紀子(ホクレン)が優勝。