防府読売マラソン(21日・山口県防府市陸上競技場発着)に出場する国内外の有力選手が20日、防府市内のホテルで記者会見し、仁川アジア大会男子銅メダルの川内優輝(埼玉県庁)は「2時間7分台を出して優勝したい」と自己ベスト更新に意欲を見せた。

 27歳の公務員ランナーは来年8月の世界選手権(北京)代表選考会には出場せず「年齢的に最後」と位置づける2016年のリオデジャネイロ五輪を見据える。

 日本の男子マラソンは苦しい状況が続くだけに「日本マラソン界の起爆剤になるような大会にしたい。今回、7分台を出せば、東京、びわ湖(マラソン)でも(他の選手による)7分台が出てくると思う」と力強く話した。