陸上のモスクワ世界選手権女子マラソンで3位に入った福士加代子(31=ワコール)が15日朝、関空着の航空機で帰国した。

 出迎えたファンから、次々に「おめでとう」と祝福され、終始笑顔。銅メダルを獲得した実感については「徐々に薄れてきたかな。感動はだいぶ薄れてきてます。過ぎ去ったことなので。これから余韻に浸れるかもしれないけど、今は普通」と、独特の“福士節”で語った。

 今後については「休もうと思ってます。無期限で」と、長期休養をあらためて宣言。マラソンについては「もう、やりません。もういいです」と言いつつ「気が変わるかもしれないですね」とも話して、はぐらかした。ただ、12月の全日本実業団女子駅伝(宮城)については「駅伝があるそうなので、駅伝に向かっていこうかなと考えてます」と出走への意欲をのぞかせた。