<全国高校バスケット選抜優勝大会:聖カタリナ女94-92足羽>◇女子2回戦◇24日◇東京体育館

 聖カタリナ女(愛媛)が総体8強の足羽(福井)を接戦で破り、3回戦に進出した。U18とU17の日本代表ヘッドコーチ同士の対決。聖カタリナ女は残り4・5秒、足羽の3点シュート攻勢で92-92の同点に追いつかれたが、最後は小沢美咲(3年)のドライブシュートで逃げ切った。

 代表ヘッドコーチ対決は、U18日本代表をアジア選手権(6月)準優勝に導いた聖カタリナ女の一色建志監督(48)に軍配が上がった。U17世界選手権(7月)5位の成績を収めた足羽の林慎一郎監督(46)の粘りの采配を退けた。一色監督は「お互い知り尽くしたチーム。たまたま勝利の女神がほほ笑んでくれただけ」と振り返った。残り4・5秒、小沢のドライブシュートが決まり、勝負が決まった。U17、U18日本代表の近平奈緒子(2年)がダミーで走り、相手DFを引きつけたことで小沢の決勝点とつながった。一色監督は「総体で勝てる試合を落とした3年生の意地。小沢がようやってくれた」と評価した。