<パリ~ルーベ:UCIヒストリカルツアー>◇ワンデイレース◇259キロ◇12日◇フランス

 トム・ボーネン(28、ベルギー=クイックステップ)が、昨年に続く2連覇で大会3勝目を挙げた。

 27の石畳区間のために「北の地獄」と呼ばれる過酷なレースは、今年も落車が相次いだ。ボーネンを含む先頭6人が終盤に逃げグループを形成し、集団をじりじりと引き離し始めたが、まずファンアントニオ・フレチャ(ラボバンク)が落車。それに2人の選手が突っ込み先頭はボーネンとトル・フースホフト(サーヴェロ)の2人となり、やや遅れてフィリッポ・ポッツアート(カチューシャ)が追う展開となった。

 ところが先頭2人のうちフースホフトも落車。残り十数キロからはボーネンの独走となり、追走するポッツアートを振り切ってゴールした。

 完走が期待された別府史之(25=スキル・シマノ)はリタイア。