日本スポーツ仲裁機構は28日、昨年7月の自転車の全日本マウンテンバイク選手権女子クロスカントリーで最先着しながらチェーン交換に問題があったとして4位に降格となった与那嶺恵里(フォルツァ)が、日本自転車競技連盟に降格の取り消しを求めた申し立てを認めると発表した。

 与那嶺のチェーンが競技中に切れ、他チームから交換用の部品の提供を受けたことを連盟は問題視した。

 だが仲裁機構は国際自転車連合(UCI)のルールは「第三者からの部品提供は禁止していない」などと指摘。連盟の規則で処分決定時に必要としている競技役員の多数決も行っておらず、手続きにも不備があるとした。