日本バスケットボール協会の改革を主導するタスクフォースの川淵三郎チェアマン(78)は25日、都内で、日本代表の女子選手と意見交換した。日本協会のガバナンス、男子のリーグ統合問題で、国際連盟(FIBA)から無期限の国際試合停止処分を受けている。男子の問題の影響で、女子の五輪の夢も遠ざかろうとしている。

 日本代表の渡嘉敷来夢(23=JX)は「(リオデジャネイロ)五輪予選に出ることを大前提に練習をしている。(問題解決を)お願いします」と訴えた。他の選手からも次々に懇願されると、川淵チェアマンは「みんなの気持ちは100%分かった」と、五輪予選出場リミットの6月までの解決に意欲をみせた。リーグ問題に関しては3月4日のタスクフォース第2回会合で、5000人のホームアリーナなど新リーグの参加基準を決め、審査に入る。