史上最多8回目の優勝を決めた内村航平(26=コナミ)は「特別な思いはなかった。普段通りの演技をすれば(8連覇は)ついてくるもの」と淡々と話した。

 24日の予選では跳馬の大技リ・シャオペンを披露するなど高い難度の技を連発させたが、この日は「無難に美しく演技することを考えた」。この日の朝は「(気持ちが)上がってこなかった。予選で出し切った感があった」と精神面での疲労を明かし「予選の演技構成だと、ケガをする」とあえて難度を落として決勝に臨んだ。それでも、予選の貯金で楽々逃げ切り。「このままリオまで走っていけたら」と、世界選手権(10月・グラスゴー)、リオデジャネイロ五輪を目指して話していた。