スピードスケートで昨年創設されたナショナルチームの短距離部門のライアン・シマブクロ・ヘッドコーチ(HC)が辞任したことが18日、複数の関係者への取材で分かった。22日の日本スケート連盟理事会で契約解除を承認する見通し。

 ハワイ出身で日系米国人のシマブクロ氏は昨年のソチ冬季五輪まで米国代表を指導。同五輪でメダルなしに終わった日本の再建を託され昨年5月にHCに就任し、2018年平昌冬季五輪まで率いる予定だった。4月下旬まで合宿で指導していたが、その後、一転して辞意を表明した。

 関係者によると、一部の選手と練習方法をめぐり対立することがあったという。男子の加藤条治(日本電産サンキョー)や女子の小平奈緒(相沢病院)はナショナルチームに入っていない。