石巻市に貸与されている国立競技場の聖火台に火がともされた。

 27日に行われた「いしのまき復興マラソン」後に点火式が行われ、アテネ五輪陸上ハンマー投げ金メダリストの室伏広治(40)がトーチを持って点火。「64年東京オリンピックの聖火台が石巻に来て、こうして火がともされた。復興が進んでほしいと願って点火しました」と話した。

 5年後に迫る20年の東京五輪について「東京だけのオリンピックではない。東北のオリンピックでもある。オールジャパンで心を1つにやっていきたい」と語った。大会組織委員会の森喜朗会長(77)も出席した。