競泳の萩野公介(20=東洋大)の世界選手権(8月、ロシア)出場に黄色信号が灯った。右肘負傷のため、2日、合宿先のフランス・カネから緊急帰国した。3日に都内の病院で精密検査をした上で、世界選手権の出場可否を決めるが、状況は厳しい。

 萩野は先月に日本を出発し、欧州GP出場後、フランスで合宿を張っていた。その後は、スペイン・グラナダで高地合宿を経て、世界選手権開催地のロシアに直行する予定だった。個人メドレーではライバル瀬戸大也(21=JSS毛呂山)とともに金メダルを期待されていた。金メダル獲得なら来年リオデジャネイロ五輪代表内定。仮に世界選手権欠場なら、五輪への戦略も練り直しを迫られる。