東地区3位のオービックが、34-26で中地区1位のIBMを破った。通算成績はともに通算4勝2敗となった。

 先制したのはオービック。第1Q2分13秒、RB原がエンドゾーン右に走り込んで、24ヤードのTDを奪った。対するIBMは同Q6分、RB末吉が13ヤードのTDパスを返すが、K小田倉のキックはブロックされて同点に追い付けない。すると、オービックは同Q8分34秒、QB菅原がWR木下へ20ヤードのTDパスをヒット。リードを広げた。

 第2Qに入り、IBMがRB末吉のTDランで再び1点差とするが、オービックはRB望月のTDラン、K長尾のFGで突き放し、11点差で前半を終えた。

 後半も先に流れをつかんだのはオービック。第3Q7分11秒、RB望月が自身この日2本目となる3ヤードのTDランを決め、31-13と優位に試合を進めた。その後、IBMに2TDで反撃されたが、FG1本を追加して逃げ切った。

 上位を食っての勝利に、DBの砂川(いさがわ)主将は「2敗もして、もうこれ以上負けたくなかった。勝因は、今までやってきたことをシンプルに遂行したことに尽きる」と本音を漏らした。そして、首の皮1枚残った日本一に向けて「他力の部分もあるが、勝てばチャンスが開ける。次勝たないと始まらないので、集中していく」と、11月7日のアサヒ飲料戦を見据えていた。