フィギュアスケートの2006年トリノ冬季五輪男子金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が16日、グランプリ(GP)ファイナルで世界歴代最高得点を塗り替えて男子初の3連覇を果たした羽生結弦(ANA)の演技について「本当に素晴らしかった。もっと上達する」と称賛した。タス通信が報じた。

 33歳のプルシェンコは18年平昌五輪を目指し、4月に現役復帰を表明。昨年のソチ五輪では団体金メダルに貢献したが、個人戦のショートプログラムを腰の故障で棄権した。羽生が現在挑戦中の4回転ループにも言及し「彼の演技構成に4回転ループを入れることは可能だ。チームで取り組んでいることも知っている。心から成功を祈っている」との見解を示した。