スポーツ庁の鈴木大地長官(48)が、来年のリオデジャネイロ五輪で金メダルが期待される体操の白井健三(19)に“長嶋茂雄流プレッシャー克服法”を伝授した。

 22日、日体大の体操部の練習を視察。視察時間終了後、今年の世界選手権で37年ぶりの団体優勝に貢献し、床でも金メダルを獲得した白井を直接激励した。

 リオデジャネイロ五輪へ向けて金メダル獲得への周囲のプレッシャーが強まることが予想される白井に、88年ソウル五輪の競泳男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得している鈴木長官は、「私は五輪前に長嶋さんに、プレッシャーがかかる場面で戦えるのはありがたいこと、感謝するようにとアドバイスを受けた。白井くんもプレッシャーに感謝する気持ちを持てば」と、自身の経験を踏まえて“プレッシャー克服法”をアドバイスした。白井も「水泳と体操で競技は違いますが、五輪に出場した人は独特の空気感があります」と、鈴木長官の話を真剣な顔で聞いていた。