3戦先勝方式のプレーオフ3位決定戦第4戦が行われ、レギュラーシーズン6位のミラノに所属する日本代表主将の石川祐希(28)が、同1位のトレンティーノを下し、クラブ&自身ともに初となる3位に輝いた。

王手をかけて臨んだ一戦は、3-1(25-21、18-25、25-20、25-21)で決着。セットカウント1-1で迎えた第3セット(S)序盤は1点を追いかける展開が続いたが、石川の執念の守備で8-8に追いつき、その後もスパイクで、ブロックで、サービスエースでと大暴れ。連続ポイントで14-10とリードすると、そのままこのセットを取り切った。

続く第4Sも主導権を渡さず先に20点に到達すると、相手の足を止める強烈スパイクでマッチポイントを奪取。最後も自身のポイントで勝利を決め、力強く拳を握りしめた。

石川は、この日チーム最多の28得点。アタック決定率は驚異の70%をマークし、サービスエース2本を決めるなどしてMVPに輝いた。

昨季チーム初の4強入りを果たしていたミラノ。今季は、その成績のさらに上を行き、笑顔で締めくくった。