モータースポーツ草創期の名ドライバーだった式場壮吉(しきば・そうきち)さんが16日に亡くなっていたことが19日、分かった。77歳だった。告別式は22日、東京都内の斎場で行われる。喪主は妻の欧陽菲菲さん。後日、しのぶ会を開く予定。

 式場さんは63年第1回日本GP(鈴鹿)のC-Vクラスにトヨタ・コロナで優勝し、翌64年の第2回日本GPのGT-2クラスではポルシェ904に乗り、生沢徹のプリンス・スカイラインGTとレース史に残るデッドヒートを演じて優勝した。78年に台湾出身でヒット曲「雨の御堂筋」「ラヴ・イズ・オーヴァー」を歌う欧陽菲菲と結婚した。有名ドライバーと人気歌手との結婚は当時話題となった。レース引退後は千葉県内の病院の理事を務めていた。