男子ショートプログラム(SP)10位と出遅れた田中刑事(21=倉敷芸術科学大)は、フリーで155・78点の5位と巻き返し、合計224・91点で7位だった。

 課題の4回転ジャンプで失敗し「悔しい」と肩を落とした。最初の4回転サルコーは着氷が乱れ、続く4回転サルコーからの連続ジャンプも、3回転の単発になった。

 「こっちに来てからイメージが良かったが、これが試合で跳ぶ難しさ。課題は嫌というほど分かっているがクリアしないといけない」と現実を受け止めた。

 「まだ2試合目がある。今回できなかったことをクリアしたい気持ちが強くなった」と、GP最終戦NHK杯(11月25日開幕、札幌)でリベンジする。