国際オリンピック委員会(IOC)の理事会第2日は7日、スイスのローザンヌで行われ、2020年東京五輪組織委員会が追加種目の野球・ソフトボールや空手など5競技18種目の会場案を提案し、承認を求める。

 野球・ソフトボールの一部試合を福島県で開催する計画は球場の絞り込みに時間を要しているため、主会場となる横浜スタジアム(横浜市)の提案にとどまる見通し。空手は日本武道館(東京都千代田区)、サーフィンは千葉県一宮町、スケートボードとスポーツクライミングはお台場エリアの青海(あおみ)(江東区)の組織委案が示されている。

 組織委からは森喜朗会長や武藤敏郎事務総長が出席。開催予算の総額が2兆円を切る見通しであることや、コスト削減のため東京都が主導する会場の見直しについても経過を報告する。