スキップ小笠原歩(38)率いる北海道銀行が、準々決勝で敗退した。1次リーグ最終戦で中国チームを6-5で撃破。3勝1敗のC組1位で進出した準々決勝はロシアチームに1-5で敗れた。昨季世界選手権銀のロコ・ソラーレ(LS)北見は、1勝3敗のA組4位で敗退。日本女子は4強に残れなかった。

 準々決勝で力尽きた。第5エンドまで1-1の展開で後半にミスが出た。小笠原は「ロースコアは1投1投の価値が重くなる。そういう時に決めきれるのが本当に強いチーム。まだまだだなと思った」と話した。

 敗退となったが、貴重な経験も積んだ。日本選手権(来年1月)と同じ会場で本格復帰したサード船山と5試合を戦った。この日はアジアのライバル中国も撃破。船山は「(昨年6月の)出産で結構、体が大きくなった。筋肉に変えられたので、パワーアップしてるなと思う。この辺りが大きくなった」と臀部(でんぶ)を触って照れ笑い。すると09年に第1子を出産した小笠原は「私は出産後、本当に何もしてなくて。(今は)臨月ぐらいの体重になっちゃった。どうしよう」と笑いを誘うなど、息ぴったり。あとは18年平昌五輪に向けて1戦1戦勝利を重ねるだけだ。【益田一弘】