ラグビーの17年女子ワールドカップ(W杯)出場を決めた日本代表が18日、遠征先の香港から成田空港に帰国した。

 アジア・オセアニア予選ではフィジーと香港に連勝し、1位通過で4大会ぶり4度目のW杯の切符を獲得した。

 桑井亜乃(27=アルカス熊谷)は「反省点は多々ある。もっと個の力をつけて、チーム力を底上げしないといけない」と振り返った。特にフィジーとは体格差を感じた。あと8カ月でさらに筋力アップに励み、体重63キロから70キロを目指す。W杯ベスト8を目標にする有水剛志ヘッドコーチも「フィジカル強化と精度を高めないとW杯では勝てない」と厳しい口調で話した。

 また、7人制ラグビーでリオデジャネイロ五輪に出場した京大卒で新潮社を休職中だった竹内亜弥(30)が10月末に退職していたことを明らかにした。14年6月からラグビーに集中するために同社を休職していた。当初、リオ五輪終了後には復帰予定だったが「ラグビーをもっとやりたい。追求したい」との思いが強くなり、退社を決意。今後はラグビー関連の仕事を目指しているという。

 女子W杯は91年に初開催され、日本は94年と02年大会と合わせて計3回出場し、通算2勝。17年大会は8月にアイルランドと英国の一部である北アイルランドで行われる。1次リーグではフランス、アイルランド、オーストラリアと対戦する。