全日本スキー連盟(SAJ)は6日、東京都内で臨時理事会を開き、昨年2月に札幌市内で飲酒したスノーボード男子ハーフパイプ(HP)の当時未成年の3選手と、その場に同席しながら飲酒を黙認した成人の2選手について、強化指定を取り消す処分を決めた。

 今後は選手を厳しく管理するため、強化指定選手しかワールドカップ(W杯)に派遣しないことを決定した。このため5選手は少なくとも今季のW杯に出場できなくなった。該当選手が日本スポーツ振興センター(JSC)から受けていた助成金は返還させる方針。スノーボードの全強化選手とスタッフは一時休止していた活動を再開する。