前後半5分ハーフの第3戦を制し、川崎ブレイブサンダースがBリーグ初代王者をかけたチャンピオンシップ・ファイナルに進出した。

 前半、A東京はエース田中大貴の5得点などで11-8とリード。後半残り3分で、川崎がファジーカスのフリースローで逆転した。さらにスパングラー、ファジーカスの得点などで川崎がリードを広げて逃げ切った。

 川崎の北卓也ヘッドコーチ(HC)は「このルールで3試合目まで初めてやりましたけど、何とも言えない…ですね。初めての経験なので、選手がどれだけ切り替えてくれるか心配しましたけど、私の心配をよそに切り替えてくれた。粘りを見せて、すばらしいプレーを見せてくれた選手に大きな拍手をお願いします。もう1試合です。川崎を日本一に。後押しをお願いします」と話した。篠山主将は「疲れました。(第3戦は)どうなるかわからないので、思い切りやろうと思っていました」と振り返った。

 この日行われた第2戦でA東京が川崎に逆転勝利し、1勝1敗となって同日開催の変則的な第3戦に突入していた。

 川崎はリーグ戦でも勝率全体1位。昨季最終年となったNBLを制した王者が、Bリーグでも初代王者の座を狙う。チャンピオンシップ・ファイナルは27日、代々木第1体育館で1発勝負で行われ、栃木ブレックス-シーホース三河の勝者と対戦する。