サンウルブズが今季第12戦に臨み、9連敗中のチーターズ(南アフリカ)に7-47で完敗した。前半を0-14で折り返し、後半7分にはロックのサム・ワイクス(29)のトライで12点差に迫ったが、その後は好機を生かせず同26分から4連続トライを奪われた。今季の成績を1勝11敗とし、次戦は7月1日に敵地でライオンズ(南アフリカ)と対戦する。

 2勝目が遠い-。サンウルブズは、3月に7点差で敗れた相手にホームで40点差をつけられた。前半は0-14で折り返したが、後半はキックパスなどのミスが目立ち、26分から4連続トライを奪われた。CTB立川共同主将は「試合に応じての判断力を磨かないといけない。最後の集中力が欠けていた」。SO田村優は「こんな日もある。下を向いていてもしょうがない」と前を向いた。

 4月のチーフス戦、7日のジャガーズ戦と敵地で7点差以内の敗戦によるボーナス勝ち点を獲得するなど調子は上向きだった分、「勝ち」という結果が欲しかった。ティアティア・ヘッドコーチも「正直、がっかりしている」と唇をかんだ。日本代表は6月に19年W杯1次リーグで対戦するアイルランドとのテストマッチを控えている。代表戦へ弾みをつけるためにも、この日の敗北は悔やまれる。