世界9位の錦織圭(27=日清食品)が、苦しみながらも初戦を突破した。

 右肩の手術で、15年全米以来の4大大会出場となったコッキナキス(オーストラリア)に4-6、6-1、6-4、6-4で逆転勝ちした。

 しかし、195センチの長身から放たれる強サーブとフォアの強打に苦しめられ「最後までやりたいようないいテニスができなかった」と反省しきりだった。

 次戦では、同74位のシャルディー(フランス)と対戦する。対戦成績は錦織の5勝2敗。主な一問一答は以下の通り。

 -乗り切れなかったようだが。

 錦織 彼のサーブとフォアの強打に苦しんだ。やりたいようなテニスができなかった。

 -どのように第2セットから変えたか。

 錦織 なるべく前に入って、自分から攻撃するようにした。最後の方は良くなってきた。リズムをつかめた。

 -対戦前に、あまり相手を知らないと言っていたが。

 錦織 予想以上に打ってきた。なれるのに時間がかかった。

 -どこが悪かったか。

 錦織 トップ選手に値しないようなミスが多かった。あと、フリーポイントをあげすぎた。

 -次戦はシャルディー。

 錦織 何度も対戦している。危険な選手。簡単な試合にはならない。