国際体操連盟(FIG)は15日、モントリオールで10月に開催された世界選手権の男子鉄棒の種目別決勝で宮地秀享(茗渓ク)が成功したI難度の新技「伸身コバチ2回ひねり」を「ミヤチ」、女子個人総合決勝で杉原愛子(朝日生命)が決めた平均台のE難度の新技「足持ち2回ターン」を「スギハラ」と命名したと発表した。

 新技は五輪や世界選手権などの主要国際大会で初めて発表した選手の名前となる。離れ技の「ミヤチ」は男子では全種目を通じて最高難度の大技で、棒上で後方伸身2回宙返りをする間に2回ひねって再びバーをつかむ。「スギハラ」は台上で足を手で持ち、顔の近くまで上げた状態で2回ターンする。昨年の豊田国際競技会で披露したが、主要大会でなかったため名前が付かなかった。

 男子では白井健三(日体大)が「シライ」と名の付く技を床運動、跳馬で計6つ持っている。