フィギュアスケート女子で17年優勝、18年2位と縁起の良い4大陸選手権(7日=日本時間8日開幕、米アナハイム)に臨む三原舞依(19=シスメックス)が「おばあちゃんのパワー」をぶつける。

5日(同6日)は同地の本番用リンク、車で約30分離れた近郊の練習用リンクで計80分間の公式練習。持ち前の滑らかなスケーティングは健在で「日本が寒かったので、こっち(アナハイム)なりには寒いのかもしれないけれど、私にとっては暖かく、体もよく動きます」と笑顔を見せた。

年末年始は神戸市内の祖母の元を訪ねた。「外を走ってくる」と言った三原に対して、「一緒に行く」と返事した祖母。家の周りを一緒に走ったといい「より温まりました」と元気をもらった。

17年の4大陸選手権優勝は、その名を全国に知らしめる機会となり、今回も「すごく楽しみにしていた」と気合十分。「『勝ちたい』っていうのはなくはない。ただ、あまり考えすぎると良くない性格なので、まずは楽しく。出られることに感謝して、見ているお客様に幸せになってもらえたりとか、笑顔になってもらえる演技を、ショート、フリーと両方やりたい」。いつも繰り返す目標を再確認し、2日後のSPを見据えた。