スポーツ庁は23日、2019年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を公表した。調査は小学5年約105万人と中学2年約96万人を対象としたもので、50メートル走、立ち幅跳びなど実技テスト8項目の調査を点数化。

今年度は男女ともに前年を大幅に下回った。特に男子は顕著で、小5では08年度の調査以降最低となった。

スポーツ庁では主な背景として、授業以外の運動時間減少、スマートフォンなどの使用時間増加、肥満の増加、小学生については朝食をとらない児童の増加をあげている。鈴木大地長官は「大変に重く受け止めている。早急に対策を考えたい」と話した。