夫婦メダリストで凱旋だ。北京五輪の男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した朝原宣治(36=大阪ガス)が10日、京都市役所を訪問。門川大作市長(57)からスポーツ栄誉賞の表彰を受けた。シンクロナイズドスイミングの92年バルセロナ五輪銅メダリストで今年6月から同市の教育委員を務める妻史子さん(36)も同席した。

 朝原は「メダルは僕1人でとったのではなく、たくさんの支援のおかげ。引退したら後に続く選手の育成やスポーツ振興に携わりたい」とあいさつ。史子さんは「去年(8月の世界選手権後に)やめなくてよかった」と笑顔で話した。

 表彰には元伏見工高ラグビー部監督で「泣き虫先生」こと山口良治氏(65)も同市のスポーツ政策顧問として出席。「最後をあの形で終われてよかった」とねぎらっていた。