日本水泳連盟は25日、都内で会見し、競泳日本代表の愛称が「トビウオジャパン」に決定したと、シンボルマークと併せて発表した。同連盟の佐野会長は「世界に飛躍してほしいという思いと、『フジヤマのトビウオ』と称された(同連盟の)古橋広之進名誉会長にちなんで付けられた。より親しみを持って応援してもらえるよう、新たな水泳ファン獲得も狙い」と、約1カ月前から考案した結果だと説明した。

 同席した男子背泳ぎ代表の入江陵介も「愛称が付くことで、身近に感じてもらえるはず。名誉会長の名に恥じないように頑張りたい」と力を込めた。

 また入江は、5月の日豪対抗(キャンベラ)200メートル背泳ぎで出した1分52秒86という、世界記録を上回るタイムが、22日に世界記録として公認されないと決定したばかりだが「これだけ騒がれた中で公認されてもうれしくない。また1からスタートできるのでよかった」と話した。