国際レスリング連盟(FILA)が2012年ロンドン五輪で実施する女子の階級を現行の4から7に増加する案を国際オリンピック委員会(IOC)に提出することが29日、分かった。

 現行の五輪のレスリングは男子のフリー、グレコローマンの各7階級と女子4階級を行い、FILAは世界選手権と同じ女子7階級の実施を求めてきた。肥大化を懸念するIOCに対し、男子階級の削減も検討したが、男女各階級の出場枠を減らして選手総数を増やさない変更案を提示することになった。

 女子レスリングは04年アテネ五輪から正式種目となり、日本は過去2大会で55キロ級の吉田沙保里、63キロ級の伊調馨(ともに綜合警備保障)が連覇するなど全階級でメダルを獲得している。