レスリング部の男子部員が9月に強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された日体大が14日、同部を無期限の活動停止とする処分を決めたことが分かった。15日に記者会見を開いて発表する。

 これを受けて今後、日本協会も処分を検討する。同協会関係者は「甘い処分では許されない。今回は重大な事件だ」と厳しい認識を示している。

 日体大レスリング部はソウル五輪で金メダルを獲得した日本協会の佐藤満強化委員長ら数多くの五輪代表を輩出してきた強豪。男子フリースタイル60キロ級で9月の世界選手権に出た前田翔吾は、12月の全日本選手権出場が絶望的となった。