フランス国民議会(下院)のイブリヌ県選挙区補欠選挙第2回投票が18日行われ、2000年のシドニー五輪男子柔道100キロ超級で金メダルを獲得したダビド・ドイエ氏(国民運動連合=UMP)が社会党のフレデリック・ベルナール氏を破り当選を決めた。フランス公共ラジオが伝えた。

 ドイエ氏は同五輪の決勝で日本の篠原信一氏を破ったが、この際「疑惑の判定」と騒がれた。結局アトランタ、シドニー2大会連続の金メダリストとなり、フランスでは国民的なヒーローとして迎えられた。

 ドイエ氏は「有権者は、私が(政治家として)尽力したいという願いを理解してくれた」と勝利宣言した。