体操の世界選手権で日本男子最年少の世界王者となった内村航平(20=日体大)、日本女子として43年ぶりのメダリストとなった鶴見虹子(17)、男子種目別平行棒で銅メダルを獲得した田中和仁(24)ら日本代表が20日、成田空港に帰国した。

 代表の塚原光男団長は「今回の目標だった4個のメダルをクリアできた。ロンドンにつながる大会だった」と3年後に手応えを感じていた。首から金メダルが輝く内村も「目標を達成できてうれしい」。しかし、「ロンドン五輪では、今回の演技ではまだまだ。もっと強化しないと」と、すぐに気を引き締めた。鶴見も「今回は運が良かった。(苦手の)跳馬でもう少し難度を上げたい」と満足はしていない。

 3人ともに11月20日に開幕する全日本団体、種目別選手権(東京・代々木第1)が帰国後、初めての大会となる。