広島市の秋葉忠利市長は21日の記者会見で、長崎市との共同開催を検討している2020年夏季五輪について、広島市民らが寄せた意見の7割が賛成だったことを明らかにした。

 残る3割は主に経費面の理由で反対しているといい、秋葉市長は「慎重に検討し、多くの皆さんに納得してもらえる結論を出したい」と述べた。

 広島市によると、11日に共催検討を発表後、16日までに電子メールや投書などで全国から133件の意見が寄せられた。

 秋葉市長は福岡、北九州の両市に対し、招致に向けて広島、長崎両市が設立する検討委員会に加わるよう、近く正式要請する方針。検討委の設立時期については「11月にずれ込むかもしれない」と述べた。