8月に右ひじの手術を受け、来季の復活を目指す男子テニスの錦織圭(ソニー)が27日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で練習を公開し、「ひじは6、7割まで回復している。(復帰は)来年の1月か2月を目安にしている」と現在の状況を語った。

 錦織は3週間前からボールを打つ練習を始め、現在は痛みもなくラケットを振れているという。最近は引退した杉山愛さんの母の芙沙子さんから指導を受け、けがの要因でもあったフォームの見直しを行っていることも明かした。

 世界ランキングは423位まで落ちたが、けがをした選手の救済措置でツアー大会には数試合出場する権利を持つ。4大大会初戦の全豪オープン(来年1月)出場に向けては「出たい気持ちはあるが、100パーセント治ってからじゃないと」と慎重な考えを示した。12月中旬に練習拠点の米フロリダ州に戻る。