<女子フィギュアスケート:中部日本選手権>◇最終日◇22日◇名古屋市・日本ガイシスポーツプラザ

 女子で世界ジュニア選手権の覇者村上佳菜子(15=グランプリ東海ク)が114・27点で優勝した。

 村上は15日に世界ジュニアが行われたオランダから帰国したばかり。疲れもあり、ジャンプを2度失敗するなどした。今季最終戦を優勝で飾ったが「2回もジャンプをミスしたり…」と、この日の内容を悔しがった。

 一方で、今季は世界ジュニアVなど収穫の多いシーズンになった。「真央2世」として4年後ソチ五輪での活躍が期待されるプリンセスは「自分をいろんな人たちにアピールできた年だったと思います」と充実のシーズンを振り返った。

 4月からは浅田真央(19=中京大)も通った愛知・中京大中京に進学する。世界ジュニア出場のため、愛知・前津中の卒業式には出席できなかった。「友だちと卒業パーティーをしようと思います」と、15歳の素顔ものぞかせた。