イタリアのトリノで開催されているフィギュアスケートの世界選手権で、日本男子初の優勝を果たした高橋大輔(24=関大大学院)が26日、屋外の特設ステージで行われたフリー上位選手の表彰式に参加し、世界王者を祝福する大勢のファンから拍手と歓声を受けた。

 表彰式後は、サインや写真撮影を求めるファンに囲まれて、もみくちゃにされる一幕も。高橋は「こんなことは、めったにない。でもうれしい」と喜びを口にし「ここまで長かったが、終わりよければすべてよしですね」と大けがから見事に復活を遂げたシーズンを笑顔で振り返った。