25日に行われるロンドン・マラソンの優勝候補で、アイスランドの火山噴火による航空便の混乱でロンドン入りが遅れていた北京五輪男子金メダルのサムエル・ワンジル(ケニア)ら有力18選手が22日、大会主催者が用意した特別機でマドリードからロンドンに到着した。

 主催者は、前日に合宿地の米国から約1週間かけてロンドンに入った女子のマーラ・ヤマウチ(英国)も含め、特別機の手配に約15万ポンド(約2200万円)を支出した。ナイロビからジブチなどを経てロンドンに入ったワンジルは「とても疲れた。今は少し心配だがよく寝てあすから頑張りたい」とコメントした。スペインから帰国できずにいた英国市民17人も特別機に同乗した。