<札幌国際ハーフマラソン>◇4日◇札幌円山競技場発着の21・0975キロ◇出場389人(うち女子86人)

 女子はアジア大会(11月、中国・広州)のマラソン代表、加納由理(31=セカンドウィンドAC)が1時間11分47秒で2年ぶり2度目の優勝を飾った。終盤まで野尻あずさと激しく争った。19キロすぎの坂で1度は離されかけたが、最後は地力を見せつけて逆転。レース前は元ノルディックスキー選手の野尻を見て「いい体をしているな~。私と全然違う(笑い)」と押され気味も、本番では3月の大阪国際女子マラソンの覇者としてきっちり優勝した。米・ボルダーでの高地合宿直後で本調子ではなかったが「マラソンに1本勝つと、簡単に負けられないと思う」と自覚をのぞかせた。