<近代5種:全日本選手権大会>◇4日◇埼玉・自衛隊体育学校

 決勝種目のフェンシング、水泳、コンバインド(射撃&ランニング)が行われ、第1回の女子は前日の馬術で首位の黒須成美(なるみ、18)が優勝、初代女王の座に就いた。第50回の男子は三口智也(24=自衛隊体育学校)が初優勝した。

 女子の黒須はこの日、フェンシングで3位、水泳で2位と乱れた。昔(せき)ひとみ(26)に49秒のタイムハンディの2位で、最終種目のコンバインドをスタートした。2回目の射撃場で逆転、逆に1分32秒の差をつけて優勝。「勝てないと思っていたけど、あきらめないでよかった。開き直れたのが勝因です」と笑顔を見せた。

 男子の三口は「今年初めてW杯に2回行って、ファイナルに残れたのが自信になりました」と話していた。