4月に89歳で死去した国際オリンピック委員会(IOC)のフアン・アントニオ・サマランチ前会長の追悼式典が16日、ユース五輪開催中のシンガポールで行われ、IOCのロゲ会長ら約450人が別れを惜しんだ。

 式典には日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長やIOC委員、国際競技連盟関係者らが出席し、ロゲ会長らが故人への思いを語った。前会長の息子でIOC委員のサマランチ・ジュニア氏は「特別なひとときだった。彼の成し遂げたことを将来に伝えていく努力をしなければならない」と話した。