<ラグビー:アジア5カ国対抗・日本67-0香港>◇19日◇東京・秩父宮ラグビー場

 大勝で大会5連覇を果たし、就任後初タイトル獲得となったエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、52)は「これまでのベストパフォーマンス。規律とコントロールが良かった。まだ修正は必要だが、チームの成長は本当にうれしい。次のパシフィック・ネーションズ杯(PNC、6月)は優勝を目標に挑む」と話した。この日は自陣からでもボールをつなぎ、ラックを重ねて計11トライを量産。流れの攻撃の中でキックを使ったのは後半の1回だけと、徹底していた。

 日本は現在、世界ランク14位で、香港が同29位など今大会はすべて下位との対戦だった。PNCでは同9位トンガ戦(10日)、同10位サモア戦(17日)があり「エディー・ジャパン」の真価が問われる。加えて6月5日のフィジー戦から、同24日の仏バーバリアンズ戦まで20日間に4試合と、W杯1次リーグとほぼ同じ日程で「いい経験になる」と予行演習の構え。「ハードなゲームになる。そのためにはハードな準備が必要。その中でバランスが大事になる」。厳しい練習と疲労回復のさじ加減が鍵になりそうだ。