<競泳:ジャパンオープン>◇最終日◇27日◇東京・辰巳国際水泳場

 競技後のロンドン五輪日本代表選手壮行セレモニーには、シンクロ代表マーメイドジャパンも姿を見せ、入江陵介、松田丈志ら競泳のメダル候補選手とともに本番での奮闘を誓った。

 4月21日、ロンドン・水泳センターで行われた世界最終予選で、日本チームはロシア、スペインに次ぐ3位で5大会連続の五輪出場を決めた。その前日のデュエットFRではウクライナに初めて敗れ、暗雲が立ち込めていたが、日本は土壇場で底力を見せた。

 1984年のロサンゼルス大会から前回の北京大会まで、7回連続で獲得している五輪メダルの死守が最大の目標となる日本。主将の小林千紗(24)は現在、元中国雑技団コーチを招いている点に触れ「残り2カ月で苦手なアクロバットと高さを重点的に強化し、質の高い演技をする」と、ロンドンでの集大成の演技披露を約束した。