今年のフィギュアスケート男子で世界選手権銀メダリストの高橋大輔(26=関大大学院)が新シーズンから、以前師事していたニコライ・モロゾフ氏とコンビを再結成することになった。15日、新横浜で行われたアイスショー後に明かした。アドバイザーとしてコーチの一員に迎えるという。

 世界選手権前にモロゾフ氏から打診を受け、悩んだ末に再結成を決めた高橋は「ソチ五輪に向けてあと2年しかない。すごく悩んだが、五輪に向けていいアドバイスをくれるんじゃないかと思い、組みました」と話した。モロゾフ氏は「大輔は、私の教え子の中で、もっともお気に入りの選手だった。大変申し訳ない形で別れたが、心残りがあった」と明かし「以前は偉大なスケーターの1人だったが、今は記憶に残る選手になった。私も向上していかないと、とても太刀打ちできない」と高く評価した。

 2人は07-08年シーズンまでコンビを組んでいたが、モロゾフ氏が織田信成ともコーチ契約を結んだため、08年5月に“けんか別れ”した形でコンビを解消していた。