<ラグビー・関東大学リーグ対抗戦:早大83-10青学大>◇30日◇埼玉・熊谷ラグビー場

 早大が83-10で青学大に圧勝し、開幕2連勝とした。前半1分に連続攻撃からWTB荻野岳志(2年)が先制トライ、これを口火に計13トライを奪った。後藤禎和監督は「前半の攻撃では流れのよいトライが多かった」と納得の表情。台風の影響で風雨が強まり、風下だった後半は「ミスが出てもいいから継続していこうとしたが、少し弱気な面が出た。もっと冒険してほしかった」と注文をつけた。

 同時に、プレースキッカーも務める原田季郎(4年)や攻撃の核であるCTB布巻峻介(2年)が途中出場で戦列復帰するなど、戦力も充実してきた。王座奪回を目指す早大としては、好調な筑波大と対戦する次戦10月14日が最初の正念場となる。

 この日、前半8分には青学大にラインアウトからモールを押し込まれてトライを許す場面があり、後藤監督は「あれは『緩い』としかいいようがない。これからもっと強い相手と対戦していくのに…」と、引き締めることも忘れなかった。