五輪金メダルメンバーが帝王学を注入する。16年リオデジャネイロ五輪へ向けた体操男子強化本部長(代表監督)に決まった水鳥寿思氏(32)が10日、都内で会見を開き、「コーチ陣には米田、冨田ら若手起用も考えている」と話した。水鳥氏を含め、来年1月から徳洲会監督に就任する米田功氏、順大コーチの冨田洋之氏はともに、04年アテネ五輪団体総合金メダルメンバーだ。リオでの団体金メダル奪回が悲願の日本男子にとって、頼もしい布陣となりそうだ。

 また、代表選考も、これまでの個人総合重視から、そこに種目別選手も加える方針を打ち出した。「これまでの日本の美しい体操を守りながら、国際的に通じる種目別強化も加える」。目標は、リオでの団体総合、個人総合の金メダルと、種目別を含めた複数のメダル獲得だ。