<競泳:ジャパンオープン>◇最終日◇26日◇相模原市立総合水泳場

 先月の日本選手権で史上初の5冠に輝いた萩野公介(18=東洋大)が男子200メートル個人メドレーで1分57秒32のタイムを出し、今大会初の優勝を飾った。

 疲労の蓄積から大会5日前に右肩痛を発症。強行出場も初日から3種目で優勝を逃した。それでもレースを重ねるごとに復調し1冠を死守した。

 萩野は「この状況でこのタイムは、大きな収穫」と笑顔をみせた。7月の世界選手権(バルセロナ)へ「一時は階段を踏み外しそうになったけど、ホップステップジャンプになった」と手ごたえをえた。